つないだ手。
「俺はいやだな…」

「なんで?」

「結菜が他の男と話すの
絶対いやだ」

意外だった。

前の店長は私が
体を触られてても
何も言わなかったのに…


けど…


嬉しかった。


店長が変わってくれた事、

本当に私を
大切に思ってくれている事、

嫉妬されて嬉しいなんて
ちょっとおかしいけど
私は嬉しかった。


「店長可愛いねっ!」
と私は笑った。

「うるせぇ」
そう言って店長は
私を抱いた。


エッチも、昔とは違う。

ちゃんと愛があった。


私は…

幸せだった。
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