【更新停止中】家政夫くんの攻略法



今まで張り詰めてた気力が抜け、ごほと一つ咳をする。



「...なに?」



視線を感じて目線を向けると、ニヤついた顔の姉 美保がいた。


昔から、そんな顔するときは嫌なことしかない。


若干怪しみながらも、彼女の言葉を待つ。



「お母さんがね、小春ちゃんを家まで送るって。

安心した??」



楽しそうな笑顔を浮かべ、ぴょんっと俺のベッド際まで寄る。



「あっそ」



相手にするだけ無駄なので、そっけない態度をとる。



「小春ちゃん、風邪ひかないといいよね〜」



確かに風邪菌だらけの俺の部屋に30分以上いただろう。


自分的には熱は下がったと思う。


今朝起きたときは体が重くて、食欲も失せてた。


熱も39度まで上がったし。


< 129 / 257 >

この作品をシェア

pagetop