【更新停止中】家政夫くんの攻略法
今まで張り詰めてた気力が抜け、ごほと一つ咳をする。
「...なに?」
視線を感じて目線を向けると、ニヤついた顔の姉 美保がいた。
昔から、そんな顔するときは嫌なことしかない。
若干怪しみながらも、彼女の言葉を待つ。
「お母さんがね、小春ちゃんを家まで送るって。
安心した??」
楽しそうな笑顔を浮かべ、ぴょんっと俺のベッド際まで寄る。
「あっそ」
相手にするだけ無駄なので、そっけない態度をとる。
「小春ちゃん、風邪ひかないといいよね〜」
確かに風邪菌だらけの俺の部屋に30分以上いただろう。
自分的には熱は下がったと思う。
今朝起きたときは体が重くて、食欲も失せてた。
熱も39度まで上がったし。