【更新停止中】家政夫くんの攻略法



最近保育園で教えてもらったリズムで、小春の背中を優しく叩く。




「ねえ、右京くん」



しばらく経って、落ち着いたのか彼女は小さく呟く。


少し距離を作って、彼女の顔を見る。




「また、これからもよろしくね」



ほんの少しだけ赤くなった鼻で、ふわっと笑う彼女。



やばい。


これはやましいことを考えてしまっても仕方ねえよな。



押し倒したいとか、キスしたいとか


考えてもいいよな?



「右京くん?」



そんな俺の葛藤も知らずに、彼女は上目遣いで俺の顔を覗き込む。



触れるな、という親父さんの言葉を守れそうにないと直感した。




これからまた、生殺しの日々が始まりそうです。


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