【更新停止中】家政夫くんの攻略法

休み時間

-右京side-



『なに? 小春の好きな食べ物教えろって?

そこは教えてく・だ・さ・い、でしょ?

———そうそう。それでいいの』



福島の女王様気取りの態度に、屈辱的にも折れてしまう。

それもこれも、3人の姉がいるせいで女性に逆らうことに慣れてない。


そうやって彼女に教えて貰ったお菓子屋。



「———Lettre、か。なーんか聞いたことあるんだよな」


どこでだっけ。


そんな疑問を胸に、金のドアノブを回す。



「いらっしゃいませー」



その声はとても聞き覚えのあるもので、聞いた途端眉間にシワが寄る。


< 243 / 257 >

この作品をシェア

pagetop