【更新停止中】家政夫くんの攻略法



今日は沙織の部活の定休日。

だから一緒に帰れるんだよね。


「あ」と不意に告白現場をふと思い出し、一部始終を沙織に語る。


「本当にひどいと思わない?!」


怒りがあまって沙織をつい睨む。


「まあまあ落ち着きなって」


綺麗に整えられた眉を困らせ、わたしをなだめる。



「だって、沙織はひどいと思わないの?」



「うーん...」といまいち納得いかない様子。


彼女は福島[フクシマ] 沙織。

中学からの付き合いで、わたしの一番の友達。



いまいちな顔をしても絵になるほど、美人です。



「そりゃあ、ひどいけど...。告白を迷惑に感じる気持ちもわかる...。

それにっ、坂口に関しては、ウワサしか知らないからさ」



ウワサ。

今日、田口さんが告白した相手



———坂口 右京[ウキョウ]には色んなウワサがある。

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