これでも一応女です。

似合ってる。

「棗……」

「へ?何ー…っ!!??」

慎に呼ばれ振り返ると、

唇を塞がれていた。

「☆×▲◎□♢!☆○…!!??」

「え、何言った?」

「何すんだよばかやろーっっ!!」

「…馬鹿野郎はないだろう」

「お前バカか!?何してんだ!?人見てんだろ!?」

あたしらの後ろでドレスを着させてくれたメイドさんが顔を赤くしてこっちを見ている。

「え?見てなかったらいいの?」

「んなワケないでしょーが!!」

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