狼様の愛のカタチ理論






「お前、変な花嫁だな」


「え?」


「あぁ、だから扇李が惚れたのかもな…」

「………」

「だな。最短記録だした理由も分かるわ」


「あ…はは」



その時、わたしは右汰と左汰の言葉に頷けなかった












だけど、この先


私にとって、"右汰"と"左汰"が支えになってくれるなんてこの時は分からなかった


全く同じ顔なのに、性格も雰囲気も違う双子



花嫁の従者、なのにそれを認めない彼ら













右汰と左汰がいなかったら、私は色々なことで立ち直れなかった――……












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