狼様の愛のカタチ理論





「ちょ…何が可笑しいのよ」


「別に」


「うそ…つき」


なんか、完璧に扇李のペースが悔しくて肘で彼をつつと、反対に軽く手で頬をバチっと叩かれる



「う~…」

「我にかなおうなど、100年早い」


「…もう…っ」


扇李ってば!


少し悔しくて、思いきり彼をつつこうとした時だった―…


















「おや、九条家の扇李は花嫁と随分仲がよろしいことで」


「………え?」

「……」


明るく低い声で、少しやんちゃな声色が響き


その主の方を振り向くと私達の前に真っ黒で扇李と同じくらい長い髪をなびかせ


可愛らしい顔に赤く綺麗な瞳をした男性


その後ろに一面真っ黒の服をまとった色白の男性が二人いた



「………?」


だ、だれ?みたことのない人


全身から放つオーラは吸い込まれそうなくらい、何かを感じるものがある



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