狼様の愛のカタチ理論




目を開ける保障がない?



そんな…っ


ギュと唇と手を握ると痛みが走るけど、それ以上に私の胸が痛い


わたしの、わたしのせいだ…


「…右汰の様子をみるのは…」


それなら、せめて、傍にいて何かしてあげたい


起きるまで、私にだってできることはあるはず

だからっ!



「いえ」

「……ぇ?」


「沙優様は、ただでさえ自分が悪いと責任を感じていますよね?」


「…左汰」

「それなら、今の右汰をみたら貴女はさら悲しみます。その事が分かっていながら、沙優様をこの部屋にいれることは出来ません」



左汰の言葉に私は少し胸が締め付けられる




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