狼様の愛のカタチ理論






「え?」


さ、サイさん?

目をパチパチさせながら彼女をみつめるサイさん


もしかして、サイさんの知り合いなの?


混乱する私とは対照的に彼女はサイさんをみるなりニコリと可愛らしい笑顔をむける


「ごめんなさい、きちゃった」


ペロッと舌を出して謝る彼女にサイさんな慌てて彼女に近寄っていく


「知里(ちり)…どうしたっ」


「あ、うん。サイってば忘れ物してたから持って来たの」


黒い包みを差し出すと少しばつの悪そうにそれを受けとる


「悪いな、助かった」

「ううん」


「…………」


そう言いながら穏やかに、優しく彼女をみつめるサイさん



もしかして、この女性って…サイさんの花嫁?


そんな疑問が浮かび、首を傾げると私の視線に気づいた女性が私をみてニコリと微笑む


「あ、もしかして、扇李の花嫁?」

「あ、あぁ」

「まぁ!」


パチンと手を叩き、私に近付くなり手を握りまん丸の目に私が映る



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