cloud×cloud【完】
「桜!」
ことが終わったのか、左之さんが私を見つけて駆け寄って来た。
「平助…?これ…は、」
左之さんも何が起こったのかきっと理解できないのだろうか、
ただずっとその場に立ちすくんでいた。
いや、理解できないじゃなくてしたくないんだ、きっと。
認めたくないんだ、
もうあの笑顔を見れないことが、
もうあの声を聞けないことが、
もうあの温もりに触れられないことが、
もう二度とあの人に逢えないことが。