虹色クレヨン



「おしっ!ありがとな」


今田先生は そう言って


ゆっくり椅子に腰掛けた。


「……えっと。 失礼しました」


私は ゆっくり扉を 開けようとした


「待て。大野.社会係だろ?」


出ようとした瞬間 先生は


私の腕を 引っ張った。


……どんだけ ドキドキするか


知らないくせに。

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