虹色クレヨン


私は 綾部先生が書いてくれた紙を


スラスラと うめる事が出来た。


「 ゆし! 全部うめれたな」


先生は プリントを見つめて言った


「 …大野…辛かったな…。」


先生の真剣で どこか寂しそうな目


私は そらす事が出来なかった。


「 ……実はな。 俺の父ちゃん

母ちゃんも 離婚したんだ 」




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