Black Queen【1】


傷一つなく笑いながら

「雑魚だった」と言った。



私は立ち上がって冷蔵庫からビールを取り出して「お疲れ」と言って奏に投げた。



奏はパシッと音を立て受け取った。


「さんきゅ。それにしても雑魚が考えてる事は分かんねぇよな~」

と奏はそう言いながらソファに腰掛けビールをプシュッと音をたて開けた。



「なんでそう思うんだ?」



私は上半身を前に出して聞く。





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