恋愛辞典
それからというもの李羽クンを見れなくなってしまった私。
『本当私らしくないなぁ~』
ため息をひとつ。
「茉奈がため息なんて珍しいな!どうした?元気が出るおまじないだぁー」
その声が聞こえなくなったのと同時に背中に激痛がはしった。
「痛っっっ!何すんのよ!」
後ろをみると幼なじみの司(ツカサ)が立っていた。
「必殺!ため息が出なくなる張り手だ(笑)」
バカだこいつ!
「何の用?」
「茉奈がため息なんかつくから心配してやったんだろう。お礼を言われても良いぐらいだぜ。」
「司に関係ないっつうの!チビはさっさと家に帰れ。」
「残念だけど、俺ん家もこっちだから(笑)」
そう言えばこいつ家は私の家の前だった…。
こいつと帰るなんてごめんだ。
「あっ!!そう言えばお母さんに買い物頼まれてたのすっかり忘れてた。じゃあね~司。」
「おい。そんなに俺と帰ることが照れるかー。」
イラっときたが私は無視して商店街の方に向かって走った。