《短編》想い人〜叶わぬ想い〜
「いってぇ〜なぁ…、何なんだよ。どうしたんだ?哲哉らしくないだろ。」


殴られた頬をさすりながら、普通なら怒るであろうこんな時、怒らずゆっくりと諭すように話しかけていく。


「俺らしいってなんだよ。お前の引き立て役か?いつもいつもそうだよ。お前が中心で俺は祐介と女を繋げるコマ。俺の好きな女はみんな俺を利用してお前を見てる。そしてお前もそんな俺をあざ笑ってるんだろ?可哀想なヤツだと。そんなのもうウンザリなんだ。だったらお前の気に入ってる女を俺が先に頂いてやるよ。例え無理矢理でもな!」


はっ?言ってる意味がわからない…

なっ何なの?


「それってただの嫉妬じゃん。女々しい男…。そんなんだからダメなんじゃないの?」


思わず出た本音。だって頭にきたんだもん。
こうゆうヤツ大っ嫌い。ウジウジして人のせいにしか出来ないヤツ。


でもあたしのこの発言はまずかった。

火に油を注いでしまったんだ。



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