たった一人の親友へ〜another story〜
廊下を通り過ぎるたびに聞こえる後輩のヒソヒソ話し


“翔先輩だよー”


“かっこいい〜!”




時々告白されることもあったし


メルアドを聞かれることもあった


俺だって男だからそういう気持ちは嬉しかったし


悪い気だってしなかった


でもゆいのことを考えて


俺なりにけじめはつけてたし


ちゃんと彼女がいることも伝えてた






でもさ


やっぱり人の気持ちって分かんないな


好きな人


愛している人


でも結局はみんな他人なんだ


どれだけ自分が相手を大事に想っていても


それが伝わらない時だってある


そんなことを


思い知らされた
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