たった一人の親友へ〜another story〜
距離
それからは本当に毎日が平凡に過ぎて


ふと気がつくと季節は冬になり


俺達は二年生になっていた




部活の先輩が引退試合を終えて、俺は晴れてキャプテンに任命され


周りから推薦されて生徒会にも入った


小さい頃から友達に気を使ったり、いい顔するのなんて慣れてたから


当然といえば当然だろうし


特に疑問に思うこともなかった




順風満帆な高校生活


周りからはよくそう言われた


適度に顔もよく


人あたりもいい


おまけに勉強とスポーツも出来る方


自分に自信なんて全くないけど


どちらかといえばモテるほうだということだけは自覚していた
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