たった一人の親友へ〜another story〜
パートナー
その日の夜


俺は今日あったことをゆいに話した


そして


俺の本当の気持ちも




全てを語りきるにはあまりの時間が必要で


それでもゆいは


俺の話しを最後まで真剣に聞いてくれた





さなに対する気持ち


ゆいへの気持ち


責められるべきは俺だったんだ


ゆいの浮気の前に


俺はそれと同罪の罪を犯していたんだから





全てを話し終わった後


そっとゆいを見ると


彼女は涙を流していて


何も言わず


俺を優しく抱きしめた




そしてこう言ったんだ


「過去も未来も含めて全部翔でしょ?


ゆいは翔の未来の一員でいたい。


ずっと傍にいたい。


ゆいは翔の一番の味方だよ?」
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