たった一人の親友へ〜another story〜
記憶
中三になった俺たちは


相変わらず四人でいつも行動して


相変わらずな日々を送っていた


「ねぇー。翔。
あたし海に行きたい」


「ふ~ん。
先輩に連れてってもらえばいいじゃん」


「違うの!
翔と行きたいのー」


「はっ?」


「ね?いいでしょ?
いこうよ~」


照れ隠しのように


「まぁいいけど・・・・」


なんてぶっきらぼうに言った


「やった!
じゃぁ明日ね!」


半ば強引に決められた海行き


内心嬉しくて仕方がなかったんだ


まるで


デートの約束みたいで
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