あいつの青春
「ヒロが泣いてんの
見たとき…どうしようかと思った…
正直めっちゃ焦った…」
「翔汰…
ごめんな、心配かけて
大丈夫だから!」
俺は翔汰の頭を撫でた。
(翔汰の事不安にさせちゃったな…
てか、何で泣いてんだ…)
「つか、今何時?」
「四限目終わった。」
「昼じゃん?!
俺…どんだけ寝てたんだよ((笑)」
俺は笑いながら翔汰の顔を見た。
すると。
「あと…」
「ん?何?」
「ヒロの泣き顔写メってた奴何人かボコボコなんだけど…」
「なぜに??!!!」
「俺がやった。
あ、でも女には手出してないから。」
俺は、思いっきり苦笑いした。
「何も殴るまでしなくてよかったのに…」
「いや…
なんかたまってたもんが全部苛立ちにかわったんで…」