あいつの青春
「と、とりあえず翔汰を運ぼう!」
「あ、じゃあ学校前の
駐車場までお願いできますか?」
「了解!」
ヒョイっ、と翔汰を抱きかかえた。
「ん―…
ひ…ろ……。」
(あっ―…
起きた―…?!)
「帰ったら…
………覚えとけよ…」
翔汰は寝言でも
俺にツンツンしていた。
(……またギリギリまで無理して…
こんだけ熱あったらだいぶキツかっただろーし
1人で病気治せたら医者なんかいらないっつの!)
俺は心配する反面、どこか呆れた気持ちで翔汰の寝顔を眺めていた。