あいつの青春
「山原翔汰さん。
二番診察室にお入りください。」
何処からか女の看護士さんの声が聞こえた。
「翔汰。立てる?」
「肩…かして…。」
「んっしょっっ―…」
俺は翔汰の左腕を自分の首に回し、診察室に入った。
「…あぁ、ヒロくん!
久しぶりだね元気だったかい?」
すると中にいたひとりの医者が俺に笑顔でたずねた。
「久しぶり阿里<アサト>。
俺は元気だったよ♪
今日は翔汰の事よろしくね。」
「翔汰くんもかな、久しいね―…
だけど今日はいつもの元気は無いみたいだね。」
阿里は苦笑いして翔汰を椅子に座らせた。
