あいつの青春
「翔汰。」
「なに。」
「翔汰。
―…翔汰、翔汰。」
「――…ん。」
俺は翔汰の名前を何回か繰り返した。
すると翔汰は俺の顔に手を伸ばしてきた。
「どーした…
お前ちょっとやつれてんぞ。…大丈夫か…?」
翔汰は眉をひそめて苦しそうな顔をした。
「なんでもないよ。
ちょっと疲れてるだけだから。今は翔汰の方が大丈夫?…だよ。」
「ごめん。」
「翔汰のせーじゃないって!」
俺は翔汰の頭をクシャクシャと撫でた。