あいつの青春


「翔汰。」


「なに。」


「翔汰。
―…翔汰、翔汰。」


「――…ん。」



俺は翔汰の名前を何回か繰り返した。
すると翔汰は俺の顔に手を伸ばしてきた。




「どーした…
お前ちょっとやつれてんぞ。…大丈夫か…?」



翔汰は眉をひそめて苦しそうな顔をした。





「なんでもないよ。

ちょっと疲れてるだけだから。今は翔汰の方が大丈夫?…だよ。」


「ごめん。」


「翔汰のせーじゃないって!」





俺は翔汰の頭をクシャクシャと撫でた。












< 126 / 127 >

この作品をシェア

pagetop