あいつの青春
「深多さん…?」
「……はい。」
あきらかに元気がなかった。
「深多さん、何かあったの?」
「え…
いや、何も…」
「じゃあ…今はいっか!
俺でよかったら話
いつでも聞くからね♪」
俺は立ち上がって家の中に入ろうとした
「あの…
ヒロさんは…
死にたいって…思ったことありますか…?」
深多さんが低い声で聞いてきた
「え…?」
「あ…!すいません…
年下に…しかも中学生になんてこと聞いてんでしょう…
忘れて下さい…」
深多さんは俯いて俺から顔を背けてしまった。