暴れる帝姫

はあ、秘書なんかいらないのに木村の馬鹿

でもまあしょうがないわ

なんとかするわ

チン

最上階の会長室についた

じいやに伝えたいことがあったから

受付嬢にじいやをよんでもらった

トントン　失礼いたします

「どうぞ」

「何か御用でございますか？お嬢様」

「私に秘書がつくことになったわ。その報告に」

「さようでございますか」

「それだけよ。ありがとう」

もういいといったのに、まだじいやはいる

「どうしたのよ、じいや」

ためらいながら、口にした

「もう少し休んではいかがですか。最後に就寝されたのはいつですか」


「そうねぇ。いつだったか分かたないわ」

無表情だが、かすかに疲れてる感じがある

それに前からやつれてる

「少しはお休みくださいね」

部屋を出ようとするとお嬢様に呼び止められた

「明日の放課後のお迎え、いつになるか分からないから電話するわね」

「な、なぜですか？」

「景吾を見に行くから」

おもわず耳を疑った

私は動揺を隠し切れなかった

「し、失礼します」

そそくさとでてしまった



お嬢様の心理がわからない





まだ、あの男を愛しているのですか





お嬢様