永劫の罪人 光の咎人
「ハミル殿、こんな時分に何の用だ?」

 同情を引くように、ハミルはわずかにうつむいて身を震わせた。

「今しがた私の離れに、賊が侵入しました。私の客人も人質に取られています、一刻も早く警護隊を向かわせてください」

「なんと、また賊が入ったのか!? 数日前にも賊が教会を襲撃したばかり。こう頻繁に賊が侵入するとは……」

 ヴィバレイが忌々しげに目を細め、額を押さえる。こちらの嘘に気づく様子はない。

 ビクターの行方など、法術を使えば見つけられる。
 ハミルがこれからの段取りを考えていると……。

 いつの間にか、シムがヴィバレイの横まで歩み寄る。
 ヴィバレイは熟考中のためか、気にもとめない。

 そしてシムは、懐から何か光る物を取り出す。

「すぐに警護隊を――」

 ヴィバレイが口を開いた瞬間、シムは勢いよく彼の背へ体当たりする。

 百年前の死ぬ間際に聞いた、鈍い音がした。
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