ガラスのタンポポ#虹
「あたしね」
「ん?」
「あたし、事故に遭って初めて歩きたいって思えたの。奏来ちゃんと買い物に行きたいとか、翔くんとの身長差はどのくらいなんだろうとか。だから、きっと取り戻したいの」
「そっか。ちゃんと前向けてるな」
「うん。昨日から勉強も始めたんだよ?1年遅れちゃうけど、ちゃんと受験して高校行って、何をやりたいのか考えたいな、って」
そんなけなげな強さも奏来そっくりだ。
オレ、何やってんだろ…。
奏来と花音をダブらせて、花音に何を求めてる?
違うだろ?
花音は奏来じゃ、ない。
なのに探してしまう。
奏来のまとう空気、奏来と似たソプラノ、奏来のにごりのない瞳。
花音は気づいているのだろうか。
オレの奏来に寄せる想いを。
「ん?」
「あたし、事故に遭って初めて歩きたいって思えたの。奏来ちゃんと買い物に行きたいとか、翔くんとの身長差はどのくらいなんだろうとか。だから、きっと取り戻したいの」
「そっか。ちゃんと前向けてるな」
「うん。昨日から勉強も始めたんだよ?1年遅れちゃうけど、ちゃんと受験して高校行って、何をやりたいのか考えたいな、って」
そんなけなげな強さも奏来そっくりだ。
オレ、何やってんだろ…。
奏来と花音をダブらせて、花音に何を求めてる?
違うだろ?
花音は奏来じゃ、ない。
なのに探してしまう。
奏来のまとう空気、奏来と似たソプラノ、奏来のにごりのない瞳。
花音は気づいているのだろうか。
オレの奏来に寄せる想いを。