微かな香り






『うちはここ居るけど、アンタは?』




「…俺も居る。けど飯とかトイレ困るが」



『我慢したら?』



「無理っ!」



どうやら高杉は隣の部屋のことを知らないらしい。



仕方ないから教えようと思う。





『トイレ、洗濯機、冷蔵庫、シャワーと急騰室?はそこにある』




ドアを指差すと



「本間に!?」



『うん』



「冷蔵庫あるんなら飯食える!?」



『飲み物ならある』



「じゃあ飯抜きなん!?」



『ある程度のお菓子とかならあるよ』




「本間!?」



『うん』



「分けてな」



『うん』



「着替えは!?」



『うちはある』



「は!?俺、シャワーの後どーすりゃあえん!?」



『そこまで知るかっ!』




「俺の服、洗濯してな」



『はいはい』



「パンツもで!?」



『はいはい』








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