氷雨
そこへ、先程、ぶっ飛ばした不良が起き出してくる。
そして、泣いているゆーちゃんを見て焦り出した。

「ちょ、遊夜!おまっ!来い!早く!」

ゆーちゃんの手を引いて行こうとするが、あたしがさせない。

「あたしのゆーちゃんに何か用?」

「明夢、大丈夫だよ。ついてきて。」

「ゆーちゃんが言うなら。」

「そこの二人もおいで。」

ゆーちゃんが泣き顔で言うから、渋々ついていった。
ついた先は、家。しかも、広い庭付き。
だけど、庭にはバイクが止まり、壁には落書きだらけ。
無惨な姿だと思うよ?
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