君と恋に落ちて


トントントントン…


ふと目を開けると同時に耳に入ってきた規則正しい音。


「ここ、どこ…?」


そうポツリと呟くと音が止んだ。

その代わりにパタパタという足音が私に近づいてきた。


「起きたか?」


声のする方に目をやるとそこには知らない男の人が立っていた。


「急に目の前で倒れるからびっくりしたんやで~?」


男の人はくくくっと笑った。


そういえば私、倒れたんだった。

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