One STEP



「はい!本気で頑張ります」


あたしは立ち上がって、頭を深く下げる。




「お願いしますっ」




ここで、あたしは輝きたい。


先輩たちみたいにキラキラしたい。



あたしは全ての気持ちを込めて、大きく頭を下げた。




「そっか。良かった」



そう微笑む寺原先輩。



先輩の笑顔が眩しい。


それに比べて、右からはかなり黒いオーラみたいなものが。



あぁぁぁぁあ…あたし、いったいどうすればいいの?!



ちょこっと不安。
いやかなり不安。


出だしから最悪だ。




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