One STEP



「あ!夏沙ちゃん!そのまま振り下ろして!!」



弥生先輩の澄んだ声。


その声を聞いた夏沙先輩は「よっし!」大きく振りかぶった。



おっ!


これは直撃?!



誰もがそう思った。




――――ボカ。




「「「「……………」」」」




…え?



なんだその微妙な音は。


誰もがその微妙な音に首を傾げた。



スイカには当たった。


もろ直撃。



なのに…割れていない?



スイカは原型を留めたままだった。


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