サックスガール
次の日も息の量が足りないからと廊下でブレス練習だけだった。

「疲れた。」

未来ちゃんが言う。もう30分以上は立ちっぱなしだ。

「確かに。しゃがみたい。」

目の前の教室で基礎合奏をしているから無理だけどね。

「楽器の練習早くしたいな。」

「うん。」

「ほらほら2人とも、喋ってないで練習しよう?」

「「うん」」

やっぱりピピさんはしっかりしてる。

しばらくして、基礎合奏が終わった。

「1年生、教室に入ってー」

「「「はい!」」」

部長の指示で私達は急いで教室に入った。


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