サックスガール
懲りずに同じ場所へ行く。

昨日の出来事忘れてないよね?

もしかして玲先輩に会いたいから・・・うん違うな。

なんか、聞いただけで半殺しにされそう。

てか、来てるよ玲先輩。もう少し近づいてくれるといいな。

粘って・・・今かな。

「未来ちゃん後ろ。」

「え?」

振り向くとそこには背後霊みたな玲先輩。

「わーーーー!」

作戦成功。

「ちゃんと言ってよ。」

「言ったよ話しかけられる前に(笑)」

「そうだ、未来ちゃんのあだ名は決まったから、次私のあだ名考えてください。」

「え、うん分かった。あとで考えとく。」

そう言うとさっさと戻って行った。

「結局何がしたいわけ?」

確かに何がしたかったんだろう。

「うーん、話しかけたかっただけじゃない?」

「うわ、話しかけなくていいし。」

気まぐれで、神出鬼没?

頭の中で玲先輩の捕捉に付け足した。


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