サックスガール

未来ちゃんと玲先輩

最近玲先輩が未来ちゃんに絡んでる。

未来ちゃんは確かにリアクション最高なんだけど・・・

原因は未来ちゃんのお気に入りが昇降口の広い場所なのと、昇降口の隣が玲先輩のクラスだってこと。

その結果1日1回ぐらいはちょっかい出されてると思う。

ほら、玲先輩気付いたみたい。こっちに来る。

未来ちゃんは、気付いてない。

「やあ、中野く「うわーーーー!」

未来ちゃんナイスリアクション(笑)

「久留実気付いてるなら言ってよ」

「おもしろそうだったから(笑)」

「ひどっ、さいてー」

「wwあ、そう言えば先輩、未来ちゃんのあだ名考えてきましたか。」

未来ちゃんは全力で拒否してたけどね。

「あ、決まったよ。その名も・・・『ナノックス』」

「何でナノックスなんですか、しかも絶対嫌です。」

「テーマ曲も考えたんだ。」

「聞かせてください!」

「考えなくていいです!」

未来ちゃんと私は同時に喋った。

「テテッテッテレーテッテッテッテレ、ナノックス」

「プッ、何ですかそれ(笑)」

「ホントにやめてください。怒りますよ。」

先輩はニヤニヤしながらクラスに戻った。

「何なの、あれ。あのくそ玲。」

未来ちゃんは不機嫌。てか、思いっきり『呼び捨て+悪口』。

「え?最高だったけど?(笑)」

「久留実もあいつの仲間だったんだ。」

「分かった分かった。ちゃんと言うから、その冷ややかな目やめて?」

「ちゃんとだよ?」

うん、これからは玲先輩が話しかけてくる『直前』で言うことにしよう。
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