向日葵の咲く頃に
「戦ってやったって…」
僕と千春は顔を見合わせて困惑する。
別に僕はこの冬城町をどうこうしようとやって来た訳じゃなく、一方的に姫羅木さんに悪者扱いされて喧嘩を吹っ掛けられただけで…。
しかしそんな事を言ってしまうと、目の前の御稲荷様は更に機嫌を損ねて、ここら一帯に大雨や日照りの災いをもたらしてしまいそうだ。
「あ、あの…姫羅木さん…」
機嫌をとるように、オズオズと千春が言う。
「俺がカップのきつねうどんをご馳走するけぇ、どうか機嫌を直してはもらえんかなぁ…?」
「何、きつね?」
ピコッと。
姫羅木さんの片方の獣耳が立つ。
「じ、じゃあ!」
ここは僕も千春に助け舟を出さなければならない。
一日百善だ。
「僕は稲荷寿司をご馳走しますから…」
「稲荷!稲荷寿司もか!」
姫羅木さんのもう片方の獣耳も、ピコッと勢いよく立った。
僕と千春は顔を見合わせて困惑する。
別に僕はこの冬城町をどうこうしようとやって来た訳じゃなく、一方的に姫羅木さんに悪者扱いされて喧嘩を吹っ掛けられただけで…。
しかしそんな事を言ってしまうと、目の前の御稲荷様は更に機嫌を損ねて、ここら一帯に大雨や日照りの災いをもたらしてしまいそうだ。
「あ、あの…姫羅木さん…」
機嫌をとるように、オズオズと千春が言う。
「俺がカップのきつねうどんをご馳走するけぇ、どうか機嫌を直してはもらえんかなぁ…?」
「何、きつね?」
ピコッと。
姫羅木さんの片方の獣耳が立つ。
「じ、じゃあ!」
ここは僕も千春に助け舟を出さなければならない。
一日百善だ。
「僕は稲荷寿司をご馳走しますから…」
「稲荷!稲荷寿司もか!」
姫羅木さんのもう片方の獣耳も、ピコッと勢いよく立った。