ねぇ…先生。。
先生は私を軽く睨み言った。
『零からやったんだからな。
どうなっても俺、知らねぇからな。』
と、意味の分からないことを口にした。
私は首をかしげる。
先生の右手が私の後頭部に回り、
先生の左手が私の腰に回る。
そして近づいてくる先生の顔。
私は目を閉じる。
それからはキスの嵐。
前のキスなんか比べものにならないくらい激しかった。
キスの合間に
『零……愛してる』
と、先生は言った。
初めて言われた、
”愛してる”
こんなにも心に響くなんて思ってもいなかった。
そして私も
「先生…愛してる」
と、言った。
初めて口にした、
”愛してる”
好きや大好きなんかと比べものにならないくらい
深くて、重い言葉だった。
この気持ち…忘れたくない…。
先生と思いが通じたときの嬉しさを胸に大事にしまう。
この気持ちがあればどんな辛いことも乗り越えられる気がしたんだ。