ありがとう

寝袋にくるまりながら、ついさっきの出来事を思い出していた。

あまりにも無尽蔵に明るく笑う美咲の姿が目に焼き付いていた。

自身と比べ、同じ人間でこうも違うのかと、自分もああいう人間であったとしたら、もっと違った人生を歩めていたのだろうかと考えていた。

周りの人間を羨み、自分を蔑んだ。

間違ったことなどしていないと何度も自分に言い聞かせても、いつまでたっても答えは見えてこなかった。
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