アイシング、マイラブソング
僕もそのまま眠ってしまっていた。


目を開けてすぐ時計を見ると、午後8時をまわったところだった。


腕枕の千架はまだ眠っている。



―よく寝るなぁ…疲れてるのかな…?



そう思いながら、

おでこに軽くキスをした。


昨日までとは少し違う、
少し慣れのある大人な感じのキス。



「ん…」



僕のキスに反応したように、

千架が薄目を開けた。



「あ、起こしちゃった?」


「…いいよ…いま何時?」


「8時ちょい過ぎ」


「そっか…あたしけっこう寝てたね…」


「いいよ、その間すっげぇ千架の寝顔見れたから」


「うわ、見られた…」


「かわいかった」


「別にそんな…」


「俺がいいんだから、いいの」


「…そうだね」



千架は寝転がったまま、
僕の体に巻きつくように抱きついてきた。


僕も同じように返した。



「千架ちゃん甘えん坊だね」


「うん、悠好きだもん」



そんな千架が愛しくて、

今度は鼻の頭にキスをした。
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