アイシング、マイラブソング
電車を待ちながら、

いつものように千架がいろんな話をする。


歌のレッスンの話。

美和の話。

文化祭の話。


彼女の心地良い話に耳を傾けながら、

僕からも心で話しかけた。




―いつか、この気持ち伝えたい


―できれば一緒にいたいってこと


―藤堂はどんな顔するかわからないけど



―聞いてくれるだけでいい




―俺は




―藤堂のことが





―すげえ好きだ


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