アイシング、マイラブソング
だが、どう考えても現実。


「ふふ…ふ…」


思わず顔がニヤける。

―だって…

―うれしいじゃん!


早起きは三文の得。


そう思いながら、朝が苦手な僕はテンションを上げて頑張って起きた。


着替えを済ませてリビングに顔を出すと、家族はすでに揃って朝食をとっていた。


と言っても、
ベーコンエッグに
クロワッサン、
香ばしいコーヒーに舌鼓み…
なんて優雅な朝食をイメージしてはいけない。


朝独特の慌ただしさでトーストや目玉焼きなどを各々で作り、がっついているという方である。


姉「珍しい!悠が早起きなんて」

母「これは確実な天気予報だわ。お父さん、傘持っていってね」

父「ああ。ったく…今日は飲み会なんだから雨降らすなよ」

僕「オイオイ!」


まぁ確かに普段は遅刻ギリギリのネボスケなのだが…。
< 89 / 271 >

この作品をシェア

pagetop