【長編】雨とチョコレート
「んー・・・そっかぁ・・・でもほかの委員会ってさ、男女各1名でしょ?
俺、あきと一緒だったら惚気(ノロケ)ちゃうなぁ・・・」


神崎がにやにやして、岬の方を向いた。

それから、しのに「楽な委員会がいいよねー」と話しかけた。

けれど、しのは薄く笑みを浮かべただけだった。


「わたし、LHRまでに考えてるね・・・」

「まだ時間あるからいいんじゃない?ゆっくり考えとこうよ」


ってことになった。



委員会っていうのは、大体一クラスから男女1人ずつ出てやる。

それだけ2人にしかわかんない話とかも増えてくるわけだ。


できるなら俺は、しのと同じがいい。

そしたら一緒に帰るのだって不自然じゃないはず。

ゆりぴょんだって仕方ないって思ってくれるはず。



なによりも、

一緒にいたら、守ってあげられるはず。



それに、耐えられない。

しのが他の男と2人だけなんて。


かわいいから、いつ襲われたっておかしくないだろ?

半分使命感、半分本音、みたいな。




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