怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「イル、あいつを元に戻す方法はないのか?」
イルの背中にのる俺は、佐原を支えながら声を発した
『開眼はそもそもコントロールできない人は絶対やらないんだ
っていうよりも昔の藤丸や翔のほうが例が稀だから……
開眼は最終的に自分の意思でなんとかするしかないんだよ』
そういうことか……
じゃあ俺たちができることって……
その瞬間、空にはった結界からイヤな音がした
藤丸は翔を押さえている
イルは佐原をここから遠ざけとかねえといけねえ
なら俺は―――――
「イル、佐原を頼んだぞ」
『玲哉!?どこにいくのっ?』
俺は佐原が落ちないように姿勢を変えた
「お姫様落とすなよ
王子は1人で十分だからよ」
そういって俺はイルの背中から飛び降りた