怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


「イル、あいつを元に戻す方法はないのか?」


イルの背中にのる俺は、佐原を支えながら声を発した


『開眼はそもそもコントロールできない人は絶対やらないんだ
っていうよりも昔の藤丸や翔のほうが例が稀だから……
開眼は最終的に自分の意思でなんとかするしかないんだよ』



そういうことか……

じゃあ俺たちができることって……



その瞬間、空にはった結界からイヤな音がした


藤丸は翔を押さえている
イルは佐原をここから遠ざけとかねえといけねえ


なら俺は―――――





「イル、佐原を頼んだぞ」


『玲哉!?どこにいくのっ?』


俺は佐原が落ちないように姿勢を変えた


「お姫様落とすなよ
王子は1人で十分だからよ」



そういって俺はイルの背中から飛び降りた


< 307 / 467 >

この作品をシェア

pagetop