怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$

「翔、今すぐこんなことやめろ」


距離を保ちながら俺はジッと翔をみる


「俺は空が死んでからずっと……ずっと願っていた…っ
あの日死ぬはずだったのは俺だったんだ!!」


「それは違う!!あれは事故だった。
だから誰も悪くない!!お前が思い詰めることじゃない!!」


「藤丸に何がわかんだよ!!
血が半分しか繋がらない俺に空はいつでも笑いかけてくれた!!
俺にとって空はあこがれだった!!

なんでもできて、誰からも愛されてる……そんな空をっ、落ちこぼれの俺が殺したんだ!!」


翔……


「藤丸……もう楽にさせてよ。
俺、もう疲れた
いくら笑わせても、バカやっても親父たちは空の面影探してんだよ……」


「それは……っ「俺が死んでたらそこまで引きずらないんじゃねーの?」



それは違う……

お前も愛されてる
なのにどうして気づけないんだ


なんで1人で抱えてたんだ―――――っ


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