怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


「ちっ、自ら犠牲になったか……」

「藤丸……玲哉どこいったんだよ……あいつ死んでねえよな!?」


藤丸の胸ぐらを掴んだ俺
どうしても今起きた現実を受け入れられずにいた





「おそらく玲哉はまだ完全に死んでいない」

「……どういうことだよ。
ちゃんと説明しろ!!」


そう言った時、藤丸と目があった
鋭い視線は俺の取り乱した精神を沈めた



「玲哉の体自体は致命傷は負ってない
だが、現に目の前から消えた

そのことを踏まえると、今玲哉がいるのはこの世とあの世の境……まだ助かる見込みはある」


この世とあの世の境……


「どうやったらそんなとこに行けるんだよ……」

「安心しろ。今の姿の俺なら、俺自身が致命傷を負わない限り行って帰ることは可能だ

必ず連れ戻す。約束する」


藤丸……



「その前に片付けが残ってる
玲哉が消えたことで結界も完全に崩壊したからな。

それにリエルとも決着をつけねばならない

むしろ今の玲哉の状態が最も安全かもしれない」


そう言うと、藤丸は刀を引き抜いた


「ここからは自分の身を守ることだけに集中しろ

玲哉が言っていたように仲間を信じればできるはずだ」

「あぁ……分かった」


< 392 / 467 >

この作品をシェア

pagetop