怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$
「ちっ、自ら犠牲になったか……」
「藤丸……玲哉どこいったんだよ……あいつ死んでねえよな!?」
藤丸の胸ぐらを掴んだ俺
どうしても今起きた現実を受け入れられずにいた
「おそらく玲哉はまだ完全に死んでいない」
「……どういうことだよ。
ちゃんと説明しろ!!」
そう言った時、藤丸と目があった
鋭い視線は俺の取り乱した精神を沈めた
「玲哉の体自体は致命傷は負ってない
だが、現に目の前から消えた
そのことを踏まえると、今玲哉がいるのはこの世とあの世の境……まだ助かる見込みはある」
この世とあの世の境……
「どうやったらそんなとこに行けるんだよ……」
「安心しろ。今の姿の俺なら、俺自身が致命傷を負わない限り行って帰ることは可能だ
必ず連れ戻す。約束する」
藤丸……
「その前に片付けが残ってる
玲哉が消えたことで結界も完全に崩壊したからな。
それにリエルとも決着をつけねばならない
むしろ今の玲哉の状態が最も安全かもしれない」
そう言うと、藤丸は刀を引き抜いた
「ここからは自分の身を守ることだけに集中しろ
玲哉が言っていたように仲間を信じればできるはずだ」
「あぁ……分かった」