危険な!?高校生活
「とりあえず、考えておいてくれるかな。詳しい話聞きたくなったらここに連絡してちょうだい。」
そう言って、渡してきたのはシンプルな名刺。
[私立松葉高等学校
学校長 松葉翼]
…わあー、ほんとに校長だぁ。
「わかりました。母に相談してみます」
「いつでも連絡待ってるわね。じゃあ、私はこれで!」
爽やかな笑顔で、元気よく手を振りながら歩いて行く松葉さんを見届けて、私も家に向かって歩き出す。
受験には落ちちゃったけど、なんか不思議な出会いがあったなぁ。
松葉高校かぁ……。