同名彼氏

流星side

俺は光に待ってろと言ってクラス表を見に行った。

光とは今年も同じクラス。

しかも3年間クラス替えがないらしいから

3年間光と一緒って訳か

そう思いながら光のいる場所に戻ると

光が男に絡まれてた。

「いや!!」

光に何してんだよ

光に軽々しく話しかけるんじゃねぇよ

光に触るな、手掴むんじゃねぇよ

俺は声をかけた

「光?」

そう言ったら涙目の光が振り返った

光を泣かせるんじゃねぇよ

男は光の手をグイッと引っ張った。

そしたら光は男の胸板に抱きつくような体制になった。

光は必死に逃げようとしたけど光が男の力にかなう訳がない。

「こいつ俺の」

気がついたら光を引っ張って抱くような形で

そう言っていた。

光をちょっといじめてみようと思った

いたずら心だ。
< 11 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop