銀河の星屑
けど、怒鳴らざるを得なかった。

「悪口を聞かされてるこっちの身にもなってみろ!

身内の悪口を聞かされて、こっちは全くと言っていいほどにいい気がしないよ!」

女子2人は申し訳ないと言うように、目を伏せた。

「自分たちはおもしろ半分、おかしさ半分で言ってるかも知れないけど、言われた人の立場はなんだと言うんだ!?

それで傷ついたヤツがいないと思ってるのか!?

それが原因で死んだとしても何にも思わないのか!?」

何事かと言うように、やじ馬が僕たちの周りに集まってきた。

「仮にしろ何にしろ、どうしてそうやって平気でそんなことが言えるのか、君たちの気持ちがわからない!

わかりたくもない!」

姉は、どう言う気持ちだったのだろうか。
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