とある男女のそれぞれの場合。
「なつ」


「うん?」


「まさか新しいとこ入った?
見覚えねー・・」


「とっくに入ったよ。 とゆーか、
名木先生に当てられてたよ」


「あ、まじで。 それよか
なつ、授業終わったらノート見してくんね」


パンッ、と顔の前で両手を合わせ、
ぼさぼさの髪が私に拝んできた。



「いーよ。 名木先生にも
頼まれてるしね」
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